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2011年6月30日木曜日

お腹の中を魚が泳ぐ

桜並木  油絵




胃の精密検査を受けることになって嫌だなと思う

一番の理由は、胃カメラを飲むことだ。

経験者なら、二度とやりたくないと言う人が大半を

占めるのではないかと思う。

口からカメラを入れるより鼻から入れた方が

えずくことが少ないと言うが、大差はない。

備えつけのモニターで自分の胃の中の映像を

見ていると、ポリープらしきものがあるので検体を

取ります、と言って鋏を差し込み、プチっと患部を

切り取ると鮮血がパッと広がる。

胃は鈍感なのか痛みを感じないが不安が残る。

検査を受けざるを得なくなったのは自分の不節制の

致すところとおとなしくしているが嫌なものだ。

新しく開発されたカプセル型の内視鏡は尾びれを

備えていて、自在に胃や大腸の中を泳ぎまわり

必要な患部などの映像を送ってくれる。

苦痛もなく呑み込めて、思うところの映像が撮れる

ので、普及すること間違いなしだ。

猛暑に加えて腹立たしいことの多い昨今、ムシの

居所に良さそうな場所も見つかれば良いのだが。

 
 健康と安心のメタボへの備えは?





















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