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2017年4月10日月曜日

大気汚染はアトピー性皮膚炎の原因に

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
穂室神社 3分咲 3.29.



皮膚に激しいかゆみを伴う厄介なアトピー

性皮膚炎の発症の一部が東北大の研究で

明らかにされ、治療薬の開発に繋がるの

ではないかと期待が高まっている。

大気汚染物質は、土石類の粉塵に加え

車や工場などからの排出ガスが備え

有害な窒素酸化物などの化学物質を含む。

研究では、大気汚染物質が我々の皮膚に

付着すると、人体が持つたんぱく質の

一つのAhRが活性化される。

活性化したAhRが神経を成長させる神経

栄養因子であるアルテミンというたんぱく

質を多数発現させることが解明された。

アルテミンの増加で皮膚の感覚神経が

必要以上に表皮に向って発達するため

過剰なかゆみを感じさせる原因となる。

皮膚に付着した大気汚染物質がアトピー

性皮膚炎の一症状であるかゆみを増大

させるアルテミンを増やすことが判明。

過剰なかゆみで皮膚を掻くことが増え、

皮膚の細胞を傷付けて更にアレルギー

物質が侵入し易くなり、かゆみを増大

させる悪循環が、皮膚のバリア機能を

損傷してしまう結果につながるのだ。

現在、アトピー性皮膚炎の治療には、

ステロイドやタクロリムスなどの薬に

よる消炎治療が中心になっているが、

この仕組みが解明されたことで、AhRの

活性を抑える薬や、アルテミンの働きを

抑える薬の開発に繋がると期待される。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?










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