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2024年2月20日火曜日

猛威を振う[人食いバクテリア]致死率3割

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
蠟  梅



国立感染症研究所が公表したデータでは、

劇症型溶血性レンサ球菌感染症の患者は

2014年(平成26年)に268人となって以降、

増加が続き2019年(令和元年)には800人超に。

2023年は941人と調査を開始した1999年

(平成11年)以降で最多を記録し、2024年も

1月21日時点で139人の患者報告があるという。

この[劇症型溶血性レンサ球菌感染症]は、

一般に[人食いバクテリア]と呼ばれており、

病原体はA群溶血性レンサ球菌という細菌。

この細菌に感染すれば、致死率3割に達すると

言われている感染症だが、通常は子どもを

中心に咽頭炎などを引き起こす程度よく

みられる症状を起こす。

だが、これが劇症型となれば、朝に、足の先、

指がちょっと腫れているなと思っいたのが、

昼には膝まで広がる細菌の急激な増殖により、

筋肉周辺組織の壊死や多臓器不全などを起こ

して、発症後数十時間で死に至るという。

足の傷口などから感染した場合に、急速に

膝ぐらいまで壊死が進んでしまって病院搬送

されてきた患者には抗菌薬の投与だけでは

救命が間に合わず、直ぐに股関節当たりから

足を切断しなければ命を助けられないという。

医師は、特に足の傷口からの感染が疑われる

ケースが多いと指摘し、スリ傷などがある

状態で屋外を素足で歩き回れば、傷口から

細菌が入り込む恐れが高まる。

また、普段は気にも留めない靴擦れや水虫と

いった足の状態もリスクになり得るという。

感染予防対策として、手洗いやアルコール

消毒、マスク着用など基本的感染対策に加え、

[足の清潔]を気を付けるべきと医師は指摘する。

手足などの腫れが増して、高熱が出るなど

強い症状があれば迷うことなく、入院設備の

整った病院を受診することを勧めている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





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