国連食糧農業機関（FAO)の発表では昨年１２月の
食料品の世界標準価格の指数が、過去最高を
２００８年に食糧危機が叫ばれて、発展途上国などを
中心に大きな不安を巻き起こした時以来のこと。
小麦などの穀物や食肉などの主要食料品の世界
標準価格指数が、前月より４％上昇して２１４．７と
なり、２００８年６月の２１３．７を１ポイント上回る値に。
とくに問題なのは、オーストラリアで干ばつによる
被害が出ているところに、今度は昨年末から
北東部の穀倉地帯が大洪水のために非常に
大きな被害が出ている。
このため、小麦の国際市場価格が、夏にロシアが
小麦の輸出を禁止した時以来の高値になっている。
世界の需要見込み量に対して絶対量が不足する
可能性のため、当面価格の下落は期待出来ない。
これは４月以降の政府の小麦の売渡価格引上げに
繋がるために、パンやうどん、カップラーメンなどの
値上げに結びつくことに。
「備えよ常に！ 備えあれば憂いなし」ですね。
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