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2012年2月14日火曜日

中国でカドミウムを垂れ流し

白樺林    油絵







2011年12月に、真っ赤に染まった川の写真が

日本国内でも紹介されていた。

工場から流れ出た染料が川を染めていた。

流域では灌漑だけでなく、生活用水にも使用

されているため、大騒ぎになっているようだった。

年が替って今度は、広西チワン族自治区では

強い毒性を備えているカドミウムの垂れ流しが

発覚し、流域の住民が飲料水を買い求めに

スーパに殺到していると言う。

カドミウムと言えば、日本でも「イタイイタイ病」で

知られている神通川下流域での公害問題がある。

灌漑によるコメを始めとする農産物や浸透した

地下水を通じて体内に入り、骨軟化症や腎機能

障害で多くの犠牲者を出した痛ましい事件だ。

今回の事件では、工場が垂れ流していたカド

ミウムで死んでいる魚から問題が発覚。

原因がカドミウムによるものと判明し、備えている

毒性の恐ろしを知らされてパニック状態に。

地方政府は、中和剤を川に投入したから、問題は

解決したとしているようだが、地下に浸透している

カドミウムは長期間に亘って飲料水や農産物を

通じて人々の健康を脅かし続けることになる。

 
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