降圧剤ジェネリックの製造申請が相次ぐ

備えよ常に！　備えあれば憂いなし

ヤブカンゾウ



新薬の特許期限が切れた後に、新薬と同じ成分を

備えて製造・販売される薬の後発医薬品はジェネ

リックと呼ばれ、市場規模が大きくなっている。

元々は丸薬であったものが粉薬になっている薬も

あり、同じ成分を備えていても効き方に差が出る

場合があるため注意が必要だ。

特に降圧剤では何百種類もあるとされる。

降圧剤では早く、一気に効果が表れる、即ち

血圧が急降下すると、ふらつき、頭痛、体調不良

などを引き起こすため、急速に血圧が上がること

と同じくらいに危険だと専門家は指摘する。

ジェネリックのメーカーには先発薬メーカー並みの

技術的な蓄積がないため、服用後短時間で効果が

表れ、急激な血圧低下を起こすケースも出る。

降圧剤を必要としている人にとっては一生付き

合っていく薬なので、先発薬と同等の効果を備え、

安全性にも問題がなければ、これを機会に価格の

安いジェネリックに乗り換える人が多いだろう。

ディオバンが特許切れになったあとは、各社から

厚生労働省に降圧剤ジェネリックの製造申請が

相次ぎ、34社140品目が承認され、共通薬品名

「バルタルサン」で販売されている。

ブロプレスも、すでに「カンデサルタン」という共通

薬名で販売されている。

最も無難なのは、先発薬のメーカーが引き続き

製造しているオーソライズド・ジェネリック。

特許切れの半年（180日間）前から特許権の下で

独占販売が認められている。

備えよ常に！　備えあれば憂いなし 　

　健康と安心のメタボへの備えは？