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2017年11月24日金曜日

カロリーオフで豆腐よりオカラに人気

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
シコンノボタン



植物蛋白源として人気のある豆腐だが、

豆乳を絞った後に残るオカラの処分が問題。

豆腐も潤沢に手に入らない貴重な食材で

あった時代には、オカラも食材として様々に

工夫を凝らして利用されていたが、原料の

大豆が大量に輸入される時代になって、

オカラは食材としての人気も出ず厄介者に。

豆腐製造では使用される乾燥大豆の量の

1・35倍にもなり、メーカーが大規模化するに

従いオカラの処分が問題化して、現在は

1999年に「おから裁判」で、最高裁判所は

オカラは産業廃棄物であると判定を下した。

一方、豆腐製造を自営業として営んでいる

小規模事業者から排出される場合、一般

廃棄物扱いになる。

大豆が備えている栄養素が、抽出された豆乳

に含まれるタンパク質や脂質の割合は、8割

程度なので、オカラにはかなりの栄養成分が

残っており、オカラ中の炭水化物の多くは

食物繊維である。

糖質オフやカロリーオフが人気を呼ぶ時代と

なって、低カロリーで植物繊維を豊富に

最近では、パンやケーキ類を初め、様々な

分野で食材として利用されるようになった。

厄介者だったオカラは、今では日本乾燥

おから協会まで誕生し、協会は16年度の

食用乾燥おから生産量は1158トンと前年度

より27%増え、今後も増加が続きそうだ。

大手豆腐製造会社も、乾燥オカラの生産

拡大に向け、1000トンクラスの生産能力を

備えた設備投資を行う企業も出て来ている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

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