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2018年5月2日水曜日

寒さで熱帯魚が大量死 サンゴは白化

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
関 山



気象庁のまとめでは、今冬は全国的に低温で

西日本でも32年ぶりの寒さで、平均気温が

平年を1・2度下回った。

この影響は、海にも及び、本来温暖な和歌山

県白浜町臨海の北浜海岸では海水温が著しく

低下したため、1月下旬から熱帯魚が凍死し、

海岸に大量に漂着したり、サンゴが白化する

など異変が相次いだ。

この“異常事態”は寒波に加え、暖流の黒潮が

紀伊半島から遠ざかる12年ぶりの「黒潮大

蛇行」が重なったためで、専門家は生態系

全般への影響を危惧している。

研究者の話では、一般に熱帯魚は海水温が

14度を下回ると凍死する恐れがある。

京大白浜水族館が取水している海水の温度は、

1月25日以降14度を下回る日が3週間以上続き、

1月27~28日には11度台にまで低下した。

このことが、熱帯魚の大量死やサンゴの白化を

引起したとしている。

サンゴには、「褐虫藻」という藻類が共生して

おり、褐虫藻が光合成を行うことで酸素と

栄養分をサンゴに供給し、サンゴは光合成に

必要な二酸化炭素を褐虫藻に供給する。

この褐虫藻が低水温などの影響で抜け出して

しまうと、サンゴが備える茶や緑色が抜け

落ちる「白化現象」が起きる。

この状態が長引き、褐虫藻が戻らないと

サンゴは死滅し、白化してしまう。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?










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