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2022年1月21日金曜日

夏より多い冬の落雷 日本海側が発生の上位に

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
東 大 寺  講堂跡



ラニーニャ現象の影響もあって、2021/22年の

冬季は寒波が繰返し押し出してきて、特に

日本海側では厳しい冬となった。

冬の季節に、日本海側で雪と共に多いのが落雷。

雷は夏のものだと思いがちだが、日本国内で

最も雷の発生率が高いのは石川県。

全国の雷日数は、平均で19.4日だが、石川県の

雷日数は42.4日と全国平均の2倍を超える。

次いで多いのが、福井県、3位は新潟県、

4位は富山県となっており北陸地方が上位に。

積乱雲の発達共に、雷が発生するが、雲の

上方に+極、下方に-極が出来る。

一方、地上は+極になっており、雲のー極から

地上の+極に電流が流れ、落雷となる。

冬季には、温かい対馬暖流から沸き上がった

水蒸気で積乱雲が盛んに発生するが、夏の

ように高くなく、地上と雲の区切りが見えない

低い状態で積乱雲が海岸部にやって来る。

このため、地上の+極と雲のー極の位置が

接近しており、夏の落雷に比べて、100倍も

強い電流を備えた落雷となり、危険度が高い。

世界では、南米ベネズエラのマラカイボ湖が

世界一雷発生が多い場所として有名だが、

被害ではインドの方が遥かに上位に。

2021年5月に、インド北東部でゾウ18頭が

雷に打たれて死んでいるのが見つかっている。

近年、インドでは落雷による死者数が増加

しており、2005年からは、毎年2000人以上が

落雷により落命している。

モンスーンの発生時期には、常時、雷雲が

発生するのが原因とされる。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

 健康と安心のメタボへの備えは?









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