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2022年1月1日土曜日

[はやぶさ2]の採集試料の初期分析結果公表

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
春日山原始林



2020年12月6日に、探査機『はやぶさ]が、

小惑星[リュウグウ]から試料を採集して、

オーストラリアの砂漠にカプセルを投下した。

このカプセルには、5・4グラムの試料があった。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、丸1年が

経った12月6日に開いた記者会見で、[来春

(2022年)にも隕石学の歴史を書き換えるような

大発見を発表できる見通しだ]と述べた。

11月末には、総量5・4グラムの約1割に当たる

0・5グラムを協力関係にある米航空宇宙局

(NASA)に提供したが、22年6月には、研究の

国際公募を開始する計画だ。

12月21日、初期の分析結果をまとめた論文が

2本公表されたことが伝えられた。

サンプル分析の最初の成果として注目される。

JAXAのプロジェクトチームの論文の概要では

サンプルの密度は1立方メートル当たり1トン

あまりで、隙間の量を表す空隙率は46%と

案外スカスカであったこと、サンプル表面の

光の反射率が2%で、黒く見える特徴がある

ことなどが明らかになった。

さらに組成の分析では有機物や水と反応した

際にできる化合物が見つかったこと。

今後、水や有機物に関する詳しい分析結果が

公表されると期待されている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

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