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2008年6月10日火曜日

ホタルブクロの花


ガーベラのある花瓶  油絵  10号


梅雨の時期には、蛍は川のあるところでは、どこでも

見られたものでした。

最近は、蛍を見るツアーが設けられるような時代です。

夕涼みに浴衣を着て、団扇を片手に蛍を追う情景を

描いた絵画などは、現在は現実離れをしてしまって

最近の家庭では、夏の感慨を覚えることも無くなって

しまっているでしょう。

取ってきた蛍を、寝る時に蚊帳の中に放して、プラネタ

リウムよろしく、またたく星を見ながら眠った時代は

今では、別の世界のようになってしまいました。

蚊帳の備えのある家は、殆どなくなったことでしょう。

釣鐘のような形をした半透明の花を茎に沿って付ける

ホタルブクロという花があります。

蛍を、この花の中に閉じ込めると、点滅する蛍の光が

またたく行灯か提灯のように優雅に見えるのを楽しむ

蛍の季節の子供の遊びでした。

散歩の途中で軒下に、ホタルブクロがたくさん植えられ

ている所があり、懐かしい花だなと、昔を思い出しました。

先日、鉢植えをした、紫色のホタルブクロを見ました。

女性が、萎んだ花を手で摘み取っていましたが、紫の

色の花を見るのは初めてでしたが、もし、ここに蛍を

入れると、どのような光が見られるのかなと思いました。

色が付いた行灯では、蛍の淡い光は出てこないだろうな

と思いましたが、実験するにも、残念ながら、界隈には

蛍が居ません。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

安全と安心非常持出袋の準備は?




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