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2010年3月18日木曜日

130億年もの前の光

雷鳥  油絵  10号





冬の晴れた夜空の星座は、空気が澄んでいるために

キラキラと輝いて、非常に美しく見えます。

特に天頂近くに一段の明るさを備えたシリウスの輝きは

オリオン座の姿と共に印象的です。

空気が冷えているためなのか、星の光が瞬いて見えて

それぞれの星達が生命を備えた生物のように思えます。

天空に散りばめられた星達は137億年という想像も

出来ない昔の大爆発、ビッグバンによって誕生した親星の

子孫に当るそうですから、皆が親子兄弟になるのですね。

最近のニュースでNASAが撮影したハッブル宇宙望遠鏡に

よる写真に、宇宙が誕生した時から6億年から8億年後の

星に当る条件を備えた銀河が撮影されていました。

何故それが130億年もの昔に誕生した事が証明される

のかは学者でなければわからないことなのでしょうが

冬の夜空にまたたいている星の光の中に、130年億年もの

時間をかけて光を送り届けてきてくれる星があるのだと

想像すれば、夜空を眺めていても寒さを忘れます。

宇宙の写真では星の集団である銀河の姿は、渦巻き状の

形状を備えていますが、なぜか発見された銀河は

渦を巻いていない小さな集団を形成したものだそうです。

星の数が少なくて、集まって来ても渦を巻けないのかもね。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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