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2011年12月6日火曜日

ありがたい中国人観光客の増加

富士山と蓬莱山   油絵







秋の観光地は、依然と変わらぬほど中国人の

観光客の回復で、至る所で賑やかさが見られる。

ドラッグストアに入ると、外観は日本人と見分けが

付かないほどの様相を備えていても、品物の

選び方やカゴの中を見れば直ぐに判別できる。

薬や化粧品を片端から、ブランド名や薬剤名で

判断してカゴに入れて行く気前良さに驚く。

彼らが買っているのは「本物」の商品だからだ。

中国の市場はニセモノ天国で、特に薬が危ない。

日本製の名の通った薬剤では、ブランド名を

1字だけ変えたり、類似名にしたりと数種類も

揃えられていることがあるが、これだけではない。

公安局は11月に偽造薬品の一斉摘発を行い

1800人近い容疑者を拘束し、約250億円の

偽造薬品を押収している。

模造薬品の製造から販売まで、更には病院に

まで流通ルートが確立されており、使用済みの

正規薬品の外装箱やシリアルNo.までも回収

するルートを備えた大産業界なのだ。

漢方薬でも百銘柄以上の偽造薬が流通しており

服用してみないと本物かどうか見分けられない。

 
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