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2011年12月13日火曜日

カンゾウ成分の合成に成功

雲海   油絵







漢方薬だけでなく食品関係にも多く使用されて

いる汎用性と安全性を備えた薬草に甘草がある。

中国の奥地や中近東の乾燥地に自生していて

日本は100%輸入に頼っている。

中国政府は乱獲などを理由にして、レアアースと

同様に枯渇に備えて輸出規制をしており、価格も

近年、上がり続けている。

日本で服用されている漢方薬の7割以上に使用

されているとあって、製薬会社にとっては企業の

死活にかかわる重要性を備えた問題だ。

このため、日本国内で栽培実験に取組んでいる

企業もあるが、カンゾウ成分の合成の可否が

大きな問題となっていた。

このほど、大阪大学のカンゾウの医薬成分である

「グリチルレチン酸」の生合成に関係している

遺伝子を突き止め、その遺伝子を酵母に埋め

込んで「グリチルレチン酸」の生成に成功した。

今後、量産体制が整えば、中国依存から脱出

出来る可能性を備えており期待が掛っている。

 
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