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2019年7月22日月曜日

元禄の大津波は米北西部の大地震が原因

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
インドハマユウ



元禄12年(1700年)1月26日夜、地震の揺れも

感じないのに、三陸地方から西日本にかけて

突然、大津波に襲われた。

記録では、宮古で4m、大槌で3・3m、紀州

田辺では5・4mmとなっている。

この津波の発生源は、対岸のカナダのバンクー

バー島から、米のカリフォルニア州北部に至る

太平洋岸北西部沿い1100Kmに及ぶ断層の

破壊による滑り込みによるものだった。

1700年の大地震の規模は、M8・7から9・2と

推定されている。

この沿岸沿いには、ファンデフカプレートと

呼ばれるプレートが、北米プレートの下に

沈み込んでおり、この時の滑り量は平均で

20mであったとされている。

1960年代に行われた調査では、およそ3000

万年前に、太平洋プレートが東側にくっついた

バンクーバープレート(現在のファンデフカ

プレート)と共に北アメリカプレートと衝突し、

ファンデフカプレートは北アメリカプレートの

下に沈み込み始め、およそ1000万年後には

完全に沈み込み、消えてなくなるという。

この衝突で、太平洋岸にはカスケード山脈が

形成され、環太平洋火山帯の一部を形成し、

1900年代にはラッセン山とセント・ヘレンズ

山が大噴火を起こしている。

ファンデフカプレートの沈み込む地域は、

カスケーディア沈み込み帯と呼ばれ、津波

堆積物や地殻変動の解析から概ね500年程度の

間隔で巨大地震が発生している。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

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