ページ

2020年1月25日土曜日

5700年前のチューインガムから古代人のDNA

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
キアゲハ



デンマークで約5700年前のカバノキのヤニが

発掘されたが、このヤニを古代人がチューイン

ガムのように使用していたことが判った。

デンマークの大学の研究チームは、このヤニの

中に残されていた古代人のDNAを抽出し、

DNAが備えていたゲノムの完全解析に成功した。

人骨以外の遺物から、完全なヒトのゲノムの

解析に成功したのは初めてのこと。

ゲノムの解析から、このチューインガムに

歯形を遺したのは女性で、肌は浅黒く黒髪で、

青い瞳をしていたことも判った。

遺伝子的には、当時スカンジナビアに居住して

いた人々よりも、欧州本土の狩猟採集民に近い。

カバノキのヤニは、樹皮を熱して抽出される。

中期更新世から万能接着剤として用いられ、

これまでにもスカンジナビア内外の遺跡で

頻繁に発掘されてきた。

ヤニの塊を噛んだ目的は不明だが、接着剤と

して利用する前に柔らかくしようとした、

歯痛などの病気の緩和に用いた、歯ブラシ

代わりに使ったほか、現代人と同じように、

[チューインガム]として楽しんだといった

可能性が考えられるとしている。

また、研究チームは、ガムに残された口腔

微生物叢からDNAを抽出することにも成功。

口腔微生物叢をDNA解析から、生物叢が備え

いた口腔内常在菌や歯周病原性細菌などのほか

伝染性単核球症を引き起こすEBウイルスなども

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

 健康と安心のメタボへの備えは?









0 件のコメント: