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2021年6月24日木曜日

中国台山原発から放射線漏出 政府は否定

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
山  茶  花



6月14日に、米CNNが中国広東省の台山原発で

起きた放射性物質漏れで周辺地域の放射線量が

高まっている恐れがあるとして、アメリカ

政府が調査していると報じた。

台山原発の建造と運転には仏の原子力企業

「フラマトム」が関与しているが、米政府に

協力を依頼したのは、中国政府がフラマトムが

直接に事故を公表することを抑え、隠蔽を

図っていたのが暴露されたようなものだ。

このCNNの報道を受けて、台山原発を運営する

中国広核集団は、安全性は保たれており、

事故は発生していないと即座に否定。

6月15日には、中国外務省の報道官は会見で、

「原発周辺の放射線量に異常は見られて

いない」と説明。

日本の原子炉工学の専門家は、「報道から

想像するに、炉心で燃料ペレットが核分裂

する際、燃料損傷が起きて想定を超える

希ガスが発生し、体積制御タンクから放出

されたのではないか」としている。

希ガスにはキセノン133やクリプトン85と

いった放射性物質が含まれており、この

希ガスが外気中に放出されると、当然ながら

周辺地域の空間線量が高る。

今報道に対して、世界中から、正確な透明性

ある説明を求める批判や報道が噴出。

2020年10月ごろに発生したとされる燃料棒

破損事故と希ガス外気放出を、長期にわたり

隠蔽してきた仏中の両企業の対応への批判で

両国の原子力政策の在り方に問題が残る。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

 健康と安心のメタボへの備えは?









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