ページ

2022年3月18日金曜日

鬼界カルデラの7300年前の大噴火

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
奈 良 公 園



鹿児島の薩摩半島の南方、約50Kmに東西6 km、

南北3 kmの火山島の薩摩硫黄島とその東方に

竹島があり、共に東西23 km、南北16 kmの

楕円形の鬼界カルデラの北の縁をなす。

鬼界カルデラは、7,300年前の完新に国内最大

規模の噴火(アカホヤ噴火)が発生した。

カルデラ底部の水深は400-500m、海底には

多数の海底火山があり起伏に富んだ地形に。

カルデラ外輪山として竹島と薩摩硫黄島が

海面上に在る。

約7,300年前の鬼界カルデラの大噴火の際に

発生した大規模火砕流(幸屋火砕流)は、推定

時速300km位の高速で海上を走り、大隅半島や

薩摩半島に上陸し、一帯を埋め尽くした。

その時の火砕流や噴火による噴出物が、九州

一帯を覆い、栄えていた縄文文化を壊滅させ

以後、1,000年近くは無人の地となった。

噴火による火山灰は、約200万km2の広さを

覆い、噴出した体積は約100km3にもなる。

堆積した火山灰は、九州で1mに達し、風に

乗って日本列島にも広く降灰、琵琶湖底で

3~5㎝、遠く東北地方にも到達した。

この噴火による火山灰層は、アカホヤと呼ばれ、

地層の年代測定の基準に用いられる。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

 健康と安心のメタボへの備えは?









0 件のコメント: