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2022年3月13日日曜日

地球内部に落下した天体『テイア』が残る

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
サ ザ ン カ 



月の誕生の起源には、別の天体(月)を地球が

引き寄せた、地球誕生時に同じ時期に出来た、

地球から分離した、などの考え方がある。

その中で最有力とされている説が、約45

億年前に火星くらいの大きさの天体である

「テイア」と原始地球が衝突し、飛び出た 

部分から月が出来たとする「巨大衝突説]。

衝突したテイアは、月より大きいと考え

られているが、それがどこに行ったか不明。

米アリゾナ州立大学の研究員が、2021年3月に

[地球の核-マントル境界にある『大規模低

せん断速度領域(LLSVPs)』にテイアの

遺物が残されているのではないか]との発表。

アフリカと太平洋には、広範囲にわたって

地震波の伝播速度に異常がみられる[大規模

低せん断速度領域]が存在する。

即ち、マントルの密度が異なる領域がある。

その質量は、月の質量よりも大きく、地球の

質量の2〜6%を占める。

その領域は、月の形成に至る衝突があった

ときから存在していたと考えられる。

他の研究論文では、火山国アイスランドで

採取した海洋島玄武岩(OIB)を分析した結果、

[大規模低せん断速度領域]が月よりも前に

存在したことを示した。

このことから、[密度の大きいテイアのマン

トルが地球の最下部マントルに沈み込み、

[大規模低せん断速度領域]である、密度の

大きい物質が蓄積した高温の領域をもた

らしたとの結論を出している。

原始地球に激突して、月の質量を弾き飛ば

した天体のテイアが、地球内部のマントルの

奥深くに沈みこんで存在しているというのだ。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

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