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2022年12月8日木曜日

2型糖尿病 神経や臓器に加え認知症にも影響

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
大 仏 池 東大寺



高血糖状態が続くと血管や神経、臓器などに

ダメージを与えることが判っているが、2型

糖尿病は症状がかなり悪化するまでは、自覚

症状が現れにくいので手遅れに成り勝ちだ。

高血糖状態が続くと活性酸素によるダメージの

酸化ストレスにより、血管や神経のみならず

脳細胞にも悪影響を及ぼすことが判って来た。

脳の神経細胞の栄養源となるブドウ糖も、

2型糖尿病ではうまく取り込めなくなるなど、

複数の要因で認知症のリスクは上がるという。

認知症のおよそ半数を占めるアルツハイマー型

認知症は、脳の神経細胞が変性して脳が萎縮し、

機能が低下するが、それを加速する働きを

高血糖による酸化ストレスや栄養不足が行う。

アルツハイマー型認知症に次いで多い脳血管性

認知症は、脳卒中や、細い毛細血管がたくさん

詰まるラクナ脳梗塞により、脳の神経細胞が

壊死し脳機能が低下することで発症する。

2型糖尿病は、脳梗塞の発症リスクが高める。

高血糖状態が続くと、アルツハイマー型認知症と

脳血管性認知症のどちらも、発症しやすくなる。

2型糖尿病の高血糖に、高血圧や脂質異常症が

加わると、さらに動脈硬化を進めて脳血管性

認知症のリスクを高めることになる。

更に近年、2型糖尿病の人は、骨の質が低下する

ことで骨粗鬆症になりやすいことも判ってきた。

筋肉量が減って身体活動機能が低下するサルコ

ペニア、要介護リスクを高めるフレイル

(心身虚弱)にも陥りやすいことが明らかに。

2型糖尿病は、血糖値をコントロールする

インスリン分泌に関わる膵臓のがんや、大腸がんなどの罹患率も高いと報告されています」

がんなどの罹患率も高いと報告されている。

HbA1cHbA1©(1~2カ月の平均血糖値の指標)

血圧、LDLコレステロールは、夏(6~8月)に

比べて冬(12月~2月)は上がることを2019年に、

世界で初めて明らかされた。

季節変動に合わせ、冬場は管理強化がより

重要で、生活習慣の改善が不可欠となる。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





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