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2022年12月17日土曜日

マウナロア火山に次いでスメル火山も大噴火

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
春 日 山 原 始 林



インドネシア第2の都市、スラバヤ市の南に

位置する火山、スメル山噴火( 3,676m)が

12月4日に始まった大噴火で、火山地質災害

軽減センター(PVMBG)は、警戒レベルを

最も高いレベル4に引き上げた。

スメル火山は、富士山に似た優美な山容を

備え、これまでも小噴火を続けて来た。

11月27日には、ハワイ島マウナロア火山

(4169m)が38年ぶりに噴火した。

前回の噴火は1984年で、これまでで最も

長い噴火停止期間後噴火だった。

1843年の噴火記録開始後以降、33回目。

火山の警戒レベルは[勧告]から最高の[警戒]に

引き上げられた。

1984年の噴火では、溶岩流がヒロの町に迫り

溶岩に飲み込まれる寸前になり、航空機に

よる爆弾投下などで、溶岩流の流れる方向を

替えるなどの対応で、事なきを得ている。

ハワイの火山が噴出する溶岩は、玄武岩質で

特に、含まれるシリカが少ないマグマである

ため、粘り気が少なく、火口から噴出すると

直ぐに流れが広がり、早く流れ下る。

マウナロア火山は、面積が5180Km2もある

巨大な火山で、ここから西方向30Kmには、

キラウエア火山(1,247 m)がある。

キラウエア火山は、ハワイ諸島の中では最も

火山活動が活発で、1983年の噴火以降、

ほぼ継続的に噴火を続けている。

地球内部に存在するマントルは対流運動

(プルーム)をしており、対流するマントルが

ハワイ諸島の下では、地上に吹き出ている。

これをハワイ・ホットスポットと呼ぶが、

太平洋プレートの表面に吹き出て海底火山と

なり、成長すると火山島となる。

プレートの移動に伴い、ホットスポットが

作り出す海底火山が列状に並ぶことになる。

地上に現れた火山島は、スポットから離れるに

従い、浸食されて姿を消し、海山となる。

ハワイ諸島から、北へ、ロシア東端付近の

アリューシャン海溝まで、5,800km以上にも

及ぶハワイ-天皇海山列を形成している。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

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