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2022年12月21日水曜日

月探査宇宙船「オリオン」が地球に帰還

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
大 仏 池  東大寺



NASAは、日本やヨーロッパも参加する

国際的な月探査計画[アルテミス計画]で

2025年を目標に、アポロ計画以来となる

宇宙飛行士による月面着陸を目指している。

この目標に沿って、NASAは2022年11月に

NASAが開発した宇宙船[オリオン]に3体の

マネキンを載せて打上げ、月を周回した後、

12月12日に帰還し、太平洋上に着水した。

回収したオリオンを、ケネディ宇宙センターに

運び、宇宙船が地球に帰還する際の高温に

耐えられるかどうかや、内部に載せたマネ

キンが受けた衝撃や放射線の影響を調べる。

NASAは取得したデータを詳しく分析し、

次は宇宙船に宇宙飛行士を乗せた状態で

月を周回する試験飛行を行う計画。

また、12月11日には、日本の民間企業が

開発した月着陸船が、日本時間の11日夕方、

アメリカの民間企業[スペースX]のロケットに

搭載され、米フロリダから打ち上げられた。

月着陸船は、ロケットから分離された後、

地上との通信状況のほか、機体の姿勢なども

安定して、順調に進めば来年4月末に月面

着陸に挑戦する予定だという。

月は近年、水の存在を示す研究論文が相次いで

発表されるなど、人類が宇宙での活動領域を

広げる上で拠点となる場所に位置づけられ、

アメリカが進める国際的月探査プロジェクト

[アルテミス計画]など、国家間の競争が激化。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

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