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2022年12月29日木曜日

脱中国に踏み切ったアップルに慌てた習近平

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
笠 荒 神



11月に、河南省にある台湾のホンハイが

アップルの[iPhone]を生産している工場で

暴動が発生し、大混乱になった。

20万人以上が働いている工場から、数万人が

寮から脱走し帰郷する騒ぎになり工場がマヒ。

原因は、ゼロコロナ政策の規制による隔離

期間や隔離中の賃金の問題などが大きな要因。

危機を感じたホンハイの経営者が、中国政府に

対して、規制に伴う窮状を訴え、事業継続の

可能性にも触れた書簡を送ったという。

中國とのデカップリング政策を進める米国に

とって、アップルが中国に最先端のIT産業の

生産拠点を置くことは認めがたく、脱中国を

強力に要請していることもあり、党中央も

脱中国の動きに慌てもしただろう。

新政権になっても、期待したゼロコロナ政策

規制緩和に踏み切らぬ習近平に、欧米の多くの

先端企業が脱中国を急ぐ動きを強めたことに、

中国経済に及ぼす影響の大きさに、習近平も

気づいたことが、唐突な規制緩和に繋がって

いるとする指摘がある。

習近平が、近いうちに台湾進攻を行うと宣言

したことに、アップルも中国で生産し続ける

地政学的リスクの認識を強める結果になった。

経済優先に踏み切った政策転換が感染拡大に

よる悲劇を招く原因となったと言える。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





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