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2008年11月26日水曜日

畑の中のカキの木

平山郁夫  楼蘭の月  油絵 10号




イネの刈取りが終わり、畑にも背の高い作物がなくなると

山裾にある田畑には、白菜やダイコンなどの背の低い

野菜たちの緑色ぐらいが目だって、一気に晩秋の雰囲気

が広がってきます。

このような寒々とした広がりの中で、特に目立っている

のがヤマガキなどの紅い実です。

枯れ草色だけが目立つ畑の中に、たわわに実を付けた

木が立っていて、木には農作業に使われた竹などが

立てかけられている風景は、絵画にもしばしば登場する

日本的な情景で出会う人に癒しを与えてくれます。

竹林の艶やかさを失った緑の中からのぞいているカキ

の実も強い印象を与えます。

紅いカキの実を付けた木のある情景は、日本人にとっては

欠かすことの出来ない秋を知る雰囲気を備えています。

今のように食糧が豊富ではなく、子供のオヤツも潤沢で

無い時代には、カキは欠かすことの出来ないオヤツでした。

野原で遊ぶ時には、数あるカキの木の中で、どの木の

実が美味しいとか、甘いとか、また自由に取ることが出る

木と富有柿のようにとってはいけない木などが判っていて

遊びの中にあるものでした。

いまは採る人も無く、鳥たちも余りにも数が多くて、圧倒

されているのか、時折カラスがつついているだけです。

秋の情景を演出する役割だけになってしまっています。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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