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2010年6月8日火曜日

中国 元気さ衰えない偽物市場

山水蓬莱図  油絵  10号




4兆元もの巨額の資金投入で景気回復が目覚ましい

中国の市場ですが、歓迎されないコピーマーケットの

勢いも衰えるところを知りません。 


薬品や日用雑貨品などのコピーに留まらず、日本の

ブランド名や産地名など商標を模倣した模倣品の問題

深刻化を増しています。

日本国内でも、こうした模倣品問題に備えた対策を協議

する場が、官を含めて持たれていますが、中国国内の

地方政府には、コピー商品製造に対する罪悪感がない

ばかりか、地場企業の発展のためには必要だとすら

考えている所もあり、問題の解決は至難です。

1500社も参加した4月の上海モーターショーでは、

相変わらずの模倣車がオンパレードでした。 


日本車のデザインコピーも軒並みですが、最高傑作は

自動車界に君臨するロールスロイスを中国大手メーカーの

吉利汽車が模倣して出品した車です。 

本物を買おうとすれば日本円で5000万円を超えるものを

2年以内に1400万円で発売を開始するそうです。

判らないのは、22日に発売開始された「ウィンドウズ7」が

上海では、19日には海賊版が既に大量に発売されており

その価格も実物では2万円を超えるものが、僅か5元

(65円)という考えられない値段で流通していることです。

また既に、この新しいソフトを備えているパソコンも人気が

上々で、国内各地で発売されているとは驚きです。

パソコンの8割が模造された商品である中国では、コピー

市場も元気一杯の様子です。 

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