雲海 油絵 １０号５月１日開幕した上海万博は、当初の見込み入場者数を
大幅に下回る状況が続いている。
１０月末までの１８４日間の目標入場者数は７０００万人と
されていて、大阪万博の総入場者数６４２１万８７８０人を
上回ることに目標値が置かれている。
７０００万人達成には１日当たり３８万人の入場者が
必要となるが、５００万人を超えたのが５月２３日で、
ここまでの平均人数は２２万人と大きく下回っている。
この不振に国を挙げて入場者増に備えたキャンペーンが
行なわれて、５月３１日には、８００万人を突破。
１ヶ月間の実績は、平均目標値の１１７８万人に対して
６８％の達成度であり、６月以降は、４０万５千人の
平均入場者が必要になる。
中国全国の省や直轄市や国営企業などでは万博への
参観団が組織されて、公費での動員が計画されており
入場者数増に対する協力に名を借りた入場者がこれから
一段と増加することになる。
特別に入城枠を設けたり、パビリオン入場を特別扱いに
便乗したエセ身障者も急増しており、社会的な批判を
浴びているニュースも伝えられている。
これからは上海特有の蒸し暑さに備えた対策も必要であり
３～４時間と言われる人気パビリオンの待ち時間は
地獄の時間となりそうである。
「備えよ常に！ 備えあれば憂いなし」ですね。
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