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2020年10月9日金曜日

冬空の星「ベテルギウス」 減光の原因は 

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
フ ヨ ウ



冬の夜、東の空にひと際目立つ星座、オリオン

座の左上に輝いている1等星のペテルギウス。

このベテルギウスに、2019年10月ごろから

異変が起こり、急激に暗くなり始めた。

そして、遂に今年1月ごろには、備えている

1等級の明るさから1・5等級へと約2・5倍暗く

なり、1月30日には2等星にまで暗くなった。

赤色超巨星に分類されているベテルギウスは、

[脈動する半規則型変光星]で、5・9年と

14ヶ月の2つの周期で、減光する性質を

備えていることで知られているが、今回の

減光はこのどちらの周期にも該当しない。

天文学的なタイムスケールでは、ベテル

ギウスは近い将来に超新星爆発を起こすと

みられているので、今回の減光はその前兆

ではないかという説もある。

しかしその関連はよく判っていない。

また、この減光の理由については、巨大な

黒点が表面を覆ったという説も出されている。

米スミソニアン天体物理センター研究チームは

ハッブル宇宙望遠鏡(HST)の紫外線で観測した

データによると、ベテルギウスを覆う大気の

外層中を、2019年9月から11月にかけて高温

高密度の物質が時速約30万kmで移動していた

観測をもとに、星の一部が塵の雲に覆われた

ことが原因だとする説を発表した。

この物質は、星の表面からアウトバースト

(突発現象)によって放出されたものと考え

られており、物質が星の表面から遠く離れると

冷えて塵の雲を形成した。

この塵の雲が、ベテルギウスの光球面の

4分の1に当たる領域からの光を遮ったため、

ベテルギウスが暗くなったと結論付けている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

 健康と安心のメタボへの備えは?









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