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2008年2月15日金曜日

雪景色の絵



冠雪の富士山  油絵  10号



大雪の朝、寒さに備えて厚着をして

雪見物に出た時のことです。

歩いていて、子供時代の絵の話のことを

思い出しました。

学校でのなぞなぞで、真っ白な画用紙に、

赤い小さな赤丸を並べて、これは何の絵?

というものでした。

答えは、雪の中の白兎。

同じように、真っ黒に塗った画用紙を見せて、

これは何の絵?

答えは、闇夜のカラス。

雪の日の散歩で、お寺の庭の南天が

雪を被って重みに垂れ下がっていました。

積もった雪の間に南天の赤い実が、

数個見えていて日本画に描かれる雪の

情景を思いながら見ていたのですが、

このときに、雪の中の白兎の話を思い

出したのです。

そのあと、公園の雪に埋もれた芝の

上を歩いていて一人笑いしてしまいました。

真っ白な、画用紙の上に、黒い丸を

点々と描いてこれは何の絵?です。

白一色の雪の上に、鹿の落し物が、

点々と連なっていました。

写真に撮ろうかなと思ったのですが、

思い止まりました。

写真よりも、子供じみた話の方が面白いと

思ったからです。

闇夜のカラスで思い出しましたが、カラスは、

夜の暗がりでも、そこそこは目が見えるようです。

闇空に、カラスが啼きながら飛んで行く声を

聞いたことが何度かあります。

闇夜のカラスも、写実的な絵画になりますね。

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