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2009年3月8日日曜日

梅干

モネ  印象 日の出  複製画 10号




今でもおにぎりの定番の一つはウメボシ入りが親しまれて

いますが、戦前戦後では専らウメボシのが弁当箱の

真ん中にポツンと入った「日の丸弁当」でした。

ウメが成分として備えている酸のために、ウメボシが触れる

アルミ製の弁当箱の蓋の部分が侵されて白く錆びていた

ことを記憶している人も居ることでしょう。

元々は、梅を燻製にして漢方薬の烏梅(ウバイ)として

飛鳥時代から用いられていたのが、塩漬けにして長期保存

する方法が普及してからは、豆腐や納豆と同じように

江戸時代の中頃には梅干売りが町中を売り歩いた記録が

残されています。

今では、全国各地で梅作りが盛んになっていて、色々に

加工されて、名産の梅として販売されています。

日本国名での生産量は12万トンほどですが、自家製の

梅干を作っている家庭も多く、実数はもっと多いでしょう。

台湾の国の花はウメですが、日本へも多くのウメが輸入

されていました。

中国との貿易が活発になるにつれて、大規模な栽培地と

加工設備を備えた中国からの輸入が急増して、近年では

4万トンを超える量が輸入されているようです。

一方消費量は、横ばいが続いているそうですが、単純に

割り付けると、国民1人当りの消費量は1.3kg余りとなります。

1人当たり数十個は食べていることになるのですね。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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