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2009年3月10日火曜日

街中の梅林

フラゴナール  読書する少女  複製画 10号



一年ぶりに出かけた梅林には、花見のピークは過ぎた

とはいえ、まだまだ、多くの木が艶を競っていました。

半数ほどの木が花を落としていて、あちらこちらで咲く

花の存在が目立ち、特にピンクや紅色系の花が際立って

目移りすることなく、花を楽しめるのがこの時期の良さです。

カメラを持った写真目的の人は、訪れる人もそれ程多く

ないために、気兼ねなく存分に撮影が出来て満足気です。

特に、カンバスを立てて写生する人が多く居て、梅林が

満開です、と案内が多かった頃には、とても写生などは

出来なかったことでしょう。

写生目的の人たちは、休憩用のシートや弁当も準備して

きて、ゆったりと写生を楽しんでいます。

梅見に来た人の中には、結構、興味がある人も多く、後ろに

回ってカンバスを覗き込んでいる人も少なくありません。

植えられている木の中で目立っている紅色系の花を

主題に描いている人がほとんどで、紅白入り混じって

満開になっている情景よりは、ポイントが絞れて、写生

するには条件が良いようです。

毎年見かけますが、在日朝鮮人のおばさんたち10余人の

グループは、今年も梅の木の間で宴を張っていました。

備えている持ち前の陽気さで、全員が手拍子で歌を歌い

2~3人が入れ替わり立ち代り立ち上がって踊っています。

見ていても楽しく、誘い込まれそうな雰囲気です。

遅咲きの梅の咲くこのシーズンは、また違った楽しみ方が

出来るときであり、家族連れでお弁当をゆっくり楽しむにも

この時期がお勧めです。



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