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2009年3月23日月曜日

黄砂の飛来

朝日の富士山  油絵  10号





スギ花粉がまだ猛威を振るっている中、加えて黄砂が

連日日本列島に飛来しています。

年々、黄砂の濃度もひどくなり、日数も多くなってきて

今では立派な公害です。

年間に1~2度であった頃には、季節の自然現象ぐらいに

軽く考えて、今年も遠い大陸から飛んできた黄砂を

珍しく思っていたものです。

日本国内に届く段階でも、極度に視界を悪くし、洗濯物を

汚し、布団を干すことも出来なるほどに悪化すれば

当然、飛来に備えて予報も対策も必要になってきます。

発生地の中国とモンゴルを加えて、韓国、日本の四カ国で

定点観測をして情報を交換しようとする計画があったそう

ですが、情報発信の中心となるべき中国が、気象は

国の重要機密に関連するからと情報提供を拒否しています。

年を追うごとに悪化している黄砂飛来にたいして、過半の

発生源を持つ国が協力を拒否する態度には腹立たしい

限りですが、遠くはカザフスタン辺りからも発生している

ようですから、新疆省の発生分なども、大半は中国内に

降下しているようです。

北京の黄砂現象のひどさは、並みのレベルでは在りません。

車は昼間からライトを点け、家々の窓は締め切り、路行く

人はマスクなどの備えがかかせません。

これに煤塵や排ガスが加わっているのですから、呼吸を

するのも躊躇するほどの悪環境になります。

日に3回洗車しなければならないと困っている運転手さん

の様子がテレビに出ていましたが、水不足の中国では

黄砂に埋もれての生活になっています。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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