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2009年7月9日木曜日

タミフルが効かないウィルスが。

キスゲと青い山脈  油絵  10号



デンマークでタミフルが効かなくなっている新型インフル

エンザウィルスが見つかったとWHOが衝撃的な報告を

出して話題になりましたが、2日には大阪の感染者から

検出されたウィルスが、タミフルに耐性を持っていることが

判り、大きな問題になっています。

学校の先生で、5月の段階で新型インフルエンザに感染

していた生徒と濃厚な接触があったため、タミフルを投与

して感染の発現に備えて監視状態にありました。

5月の下旬になって発熱があったために検査の結果

新型インフルエンザと判定されました。

問題は何故、この感染者から検出されたウィルスが

タミフルに耐性を持っていたか、です。

調査では、予防的にタミフルを投与していた段階で、体内に

いた新型インフルエンザウィルスが、突然変異で耐性を

備えてしまったようです。

患者は、もう一つのインフルエンザ特効薬のリレンザの

処方で回復しています。

今年初め日本国内では季節性のインフルエンザの

Aソ連型にはタミフルが効かず、大きな問題になりました。

今回も、もしタミフルに耐性を持ったAソ連型のウィルスが

新型インフルエンザウィルスと混合する形で、新型インフル

エンザウィルスが耐性を備えてしまっていたら、感染力が

強いだけに気になることでした。





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