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2009年11月30日月曜日

鉄のようでない鉄

黄葉の渓流  油絵  10号



世の中で硬い物、重たい物の代名詞が鉄。

押しても引いても開かない重さを備えた鉄のカーテン、

一旦決めたら梃子でも動かない意志を備えていたイギリス

最初の女性宰相、鉄の女こと、マーガレット・サッチャー.。

今、鉄の国は中国で、世界の生産量の40%を占めており

かって、中国に近代的な製鉄技術を教えた日本の5倍の

生産量となっている。

相手が量産ならば、こちらはユニークさでと、日本では

新しい鉄が生まれてきています。

ごつくて重い鉄から、薄くて軽い鉄をと、暑さが20%も

薄くなったのに40%増の強度を備えた鉄を新日鉄が開発。

軽くて丈夫という条件は、自動車などの輸送機器には

省エネルギーに結びつくために注目されています。

同じような条件を備えた物に、ガラスの半分の重量で

数倍の強度を備えた樹脂のポリカーボネイトの開発。

先日関門海峡で、自衛隊の艦船がコンテナー船に衝突し

尖った船首が相手船の船腹を大きくえぐっていました。

船首が柔らかくて変形し易さを備えていれば、あれほど

大きな破損もなく衝撃も少なかったことでしょう。

既に、柔らかかくて、衝撃を吸収し易い鋼材が開発されて

おり、これから建造される船舶には使用される計画です。

また、柔軟性を生かしてビルや橋の耐震技術に生かす

ことも研究されています。

鉄は硬くて重いばかりでない時代がやってきます。

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