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2009年12月11日金曜日

サザンカが満開に

キスゲと青い山脈  油絵  10号



11月の初旬に常々挑戦したかった山を目指して谷間の

集落の坂を上っていた。

何の変化もない単調そのものの舗装されている路面を

見つめながら、早や額から汗が流れ、息は絶え絶えで

これではとても目指す山頂まではと、自分でも不安が

頭をかすめる状態になって、何も急ぐことはない、駄目なら

引き返せばよいと腹に決めて畑の土手に腰を下ろして小休止。

その時に向いの路肩の下から生えているサザンカの大木が

枝一杯に花を付けていて、格好の休息場となった。

山間のこんな寒冷地で早々とサザンカが咲き始めて

いるので、早い開花だな、と感じていた。

そこで気付いたのが、春先になって咲き始める椿と

混同している自分のサザンカ感。

もともと、サザンカは気温が低くなる時期になって、温度に

反応して開花が始まる性質を備えていること。

11月の終わりになって、里でもサザンカが咲き始めて

月が替わると、既に満開に。

改めて、同じ県内でありながらも山手と里では、これだけの

時間差があるものだと知ることに。

花たちは体内に気温を感知する正確な時計を備えていて

人間の感では知りえない超能力者だということ。

昔は、人々は自然の移り変わりで農作業の時期を計ったと

いうこともよく判る。

今は、メジロたちが戻ってきて花の間を渡っている。

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