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2009年12月17日木曜日

カモたちのシーズン

花畑と青い山脈  油絵  10号



山裾にある幾つかの池は、今が丁度探鳥を趣味とする

人たちで賑わっている。

山の中の探鳥は望遠鏡を担いで、小鳥のさえずりを

頼りに近づき、鳥の姿を捜し求めることになる。

しょっちゅうやって来る人は、小鳥が縄張りとしている

範囲や、移動するルートなどの情報を備えているため

新参者に教えている場面に、何度か出くわした。

高木の枝を渡っている小鳥の姿を的確に双眼鏡で

捉えるのは、素人では至難の業であり、一定のレベルの

技を備えるまでには、少なからぬ時間が必要だ。

池や湖での探鳥は、肉眼で位置が確認でき、相手も

急激な移動をしないので、図鑑を片手にして、写真と

見比べながら探鳥を楽しめるためか、比較的年配の

人たちのグループが目立つ。

先日、年中いてるカルガモに混じって、マガモが泳いで

いるのを見ていると、そのなかに、全身が真っ黒に見える

カモガ混じっているのに気付いた。

真っ黒だから、クロガモとでも呼ぶのかなと思っていると

近くの人が、クロガモがいると叫んだ。

そのときに、おれの方が早くから見つけて観察していたぞ、

と、変な優越感を覚えたものだ。

水面を泳ぎまわり、時々鳴き声を上げて追いかけっこを

している姿を見ていると、探鳥が趣味でなくとも心が和む。

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