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2009年12月21日月曜日

新型インフルエンザワクチン

白樺林  油絵  10号







厚生労働省は、輸入予定の新型インフルエンザワクチンに

副作用などの大きな問題がなければ、国民全員へのワクチン

接種に備えた量が確保できる見通しだと発表しました。

当初の一人2回接種が、データーの解析から1回で

十分な効果を出る事がわかったために、早期に全員

接種への見通しが立つことにこぎつけました。

ワクチン製造に着手した秋の時点では、年内のワクチンの

製造可能な量は、国内の4メーカーでは2700万人分の

量を製造する能力しか備えておらず、お先真っ暗の非常

心許ない状況でした。

これでは、医療関係従事者と重篤になる可能性を備えている

持病のある人、妊婦や乳幼児などの優先順位の高い人への

接種が精一杯でフアンが高まっていました。

幸いに1回の接種で予防効果があることがわかり、また

並行して進めていた輸入についても、来年1月以降に

スイスのノバルティス社と英国のグラクソ・スミスクライン

(GSK)社から合計で、1回接種を前提に、9900万回分の

輸入が決まりました。

これで国内分と合わせて1億5300万回分のワクチン

確保にメドが立ったことになります。

それにしても、国内では全体量の1/3程度しか調達できない

お粗末さに驚くばかりで、国民の健康を守るべき基本姿勢が

備えられていないことに愕然とします。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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