ページ

2016年12月5日月曜日

野生動物の食材活用  特別措置法が成立

山茶花



広い公園の芝草が、所かまわず鍬で掘り起こした

ように一面荒らされて、子供たちが遊ぶことも

出来ないような荒れ地に変わり果てていた。

ミミズを漁りに来るイノシシの仕業だ。

夕刻に、出てきたイノシシが餌を探している傍に

3mほど近づいてもこちらを完全に無視。

安全に備えて近づくなと看板があるが、人間の

近くに平気で近づくほどに人間社会の一員だ。

イノシシの食害だけでなく、今ではシカが第一位。

イノシシの年間食害額55億円を超えて65億円に。

農林水産庁の報告では平成26年度の鳥獣被害

額は191億円に上り、シカ、イノシシに次いで

サルの被害も13億円と増加している。

サルは賢く、どのような場所へも入り込むうえに

殺除しにくいので非常に厄介だ。

鳥獣による被害の増加は営農意欲の減退や

耕作放棄地の増加にもつながることに。

耕作地防護に備えた電気柵が普及しつつあるが

人間が事故に巻き込まれる事件も発生した。

鳥獣被害を少しでも減らそうと、捕獲した鳥獣を

食材として活用を促進させることを目的とした

「改正鳥獣被害防止特別措置法」が、11月25日の

衆議院本会議で全会一致で可決され成立した。

ジビエ料理が欧米並みに一般家庭でも普及する

ことがまたれるが、こうした人間社会の対応を

彼らが理解して行動を慎んでくれれば幸いだが。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?










0 件のコメント: