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2009年8月7日金曜日

ソウメンの季節

ヒマワリ畑  油絵  10号



連日30度を超える暑さとなると人間もイヌも同じように

食欲減退に襲われて、やたら水気の多い、冷たくて

咽喉こしの良いものを求めるようになります。

そこで出番が冷やし素麺という次第。

素麺が備えている食感に夏バテから救われている人は

少なくないのではないでしょうか。

朝からカンカンデ照りに見舞われると、朝食も冷やし

素麺が欲しくなるのは自然の理です。

暑い東南アジア諸国では、冷たいものを食べる習慣がなく

水質の問題もあって、麺はあっても、日本のように冷やした

麺類を食べる機会がありません。

冷やし素麺などは、日本が世界に誇れる食文化であり

青竹を二つ割にして流し素麺を楽しむことなど、外国人に

とっては、遊び心も備えた夏の食事の工夫に関心する

すること仕切りで、大いに楽しんでもらえます。

その素麺も、元をただせばやはり唐からの渡来品で、奈良

時代に遣唐使が持ち帰った加工食品にルーツがあります。

穀物の粉を加工して作る唐菓子(からくわし)の中に

索餅(むぎなわ)と呼ばれていたもので、ムギやコメの粉を

練って伸ばし、二つに折り曲げて縄のようによった物です。

これが室町、江戸と時代を経て引き伸ばされて細くなり、

現在のような細い麺になりました。

18世紀の中頃になって、各地で地場産業として製造

されるようになり全国に普及したのです。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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