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2009年8月25日火曜日

格差はそのままで選挙が近づく

ゴッホ  アイリス  複製画  10号



衆議院選挙の投票日が近づいてきました。

選挙カーのボルテージも拡声器が備えている能力一杯

まで上げて、がなりたてて街中を走っています。

暑いのに戸を閉めてあと少しの辛抱と我慢を言い聞かせて

やり切れぬ騒音に耐え抜かねばなりません。

候補者も必死でしょうが、折角投票しても、持っている

1票の重みが半分しかないとなれば、白けてしまって

投票に行く気もしないと言う人も少なくないでしょう。

前回、05年の総選挙では、鳥取県の1票は、神奈川県の

2.17倍と大きな格差がありました。

今回も、改善が為されず、前回とほぼ同様の格差のままです。

最高裁では合憲と判決が出ましたが、さすがに3倍を

超えた1990年度の選挙では違憲状態とされたものの

選挙自体が無効とはなりませんでした。

2倍少々なら合憲とする判断の根拠も明確ではありません。

今回の選挙では、選挙権の平等化、格差是正に不熱心な

裁判官2人を不信任にしようと運動をしている「1人1票

実現国民会議」の紹介記事もありました。

我々が選ぶ議員が間接的であれ最高裁判事を任命します。

国民の1人1人がもつ投票権が平等性を備えていなければ

議会民主主義の原理原則に反していることになります。

神奈川県選出議員の国会での投票権が鳥取県の2倍の

効力を認められれば、の虫も治まるでしょうが。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 健康と安心のメタボへの備えは?






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