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2019年2月26日火曜日

日本最大のカルデラ火山痕 熊野カルデラ

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
紅  梅



紀伊半島には、巨大な岩石や奇石、温泉が

存在するだけでなく、神様の本貫地、熊野

大社が在り、かっては熊野詣で賑わった。

この熊野大社付近から南へ向かって20Kmを

短径として南西から北東方向、40Kmを長径と

した楕円形に囲われた一帯がカルデラ跡。

約1500万年前~1400万年前に発生した巨大な

カルデラ火山爆発の痕跡が残る。

観光地として知られている所では、古座川の

一枚岩、高さ100m、幅500mの巨大な岩は、

延長約20km以上にも及ぶ「古座川弧状岩脈」の

一部で,「熊野カルデラ」形成に伴いマグマが

地表へ噴出する際の通路となった側壁だ。

紀伊半島先端部の串本の橋杭岩は、約900mに

わたって幅約15mの橋脚のような岩塔(橋杭)が

直線状に並んでいる。

カルデラ噴火で、マグマが泥岩層に貫入した

岩脈で、波により浸食され、硬い岩脈が杭の

ように残されたもの。

日本最大の133mの高さを誇る那智大滝は、

硬い火成岩(熊野酸性火成岩類)と比較的

軟らかい堆積岩(前弧海盆堆積体)の地層の

境目によって形成された大滝。

標高差650mに及ぶV字状の大峡谷を形成する

北山峡は、マグマの熱で硬くなった地層が、

北山川により浸食されて大峡谷となったもの。

これら自然の造形物は、熊野カルデラの

遺物であり、すさみ町のフェニックス褶曲や

白浜の千畳敷などと共に、熊野ジオパークの

主体となって観光客を楽しませている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

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