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2008年12月13日土曜日

冷たい通り雨

マルス  塔のある通り  複製画 10号



午後になって郵便局へ出向く用事ができて、外へ出て

空を見上げると一面の曇り空。

その雲の下、高度の低い高さで墨のような黒い雲が

飛ぶように流れて行く、普段ではお目にかかれない

空模様になっていました。

道行く人も特に雨を気にしていない様子で、用心深い

人は雨に備えて傘を持って出るだろうな、という軽い

気持ちで傘を持たずに郵便局へ向いました。

3~4分も歩いた頃になって、雨粒は小さいながらも

可なりの勢いで雨が落ちてきました。

おまけに風までも出てきて容赦なく雨が顔を打ちます。

通りの人は皆あわてて雨宿りが出来る場所を探しますが

ビルや商店の並ぶところでは、驟雨をしのぐ適当な場所が

見当たらず、雨をさえぎる物を持たない人は手やハンカチ

で防いでいます。

急ぎ足で行く先にクリーニング店があり、日除けシートが

張り出している格好の雨宿り場所が見つかりました。

駆け込むと先客が3人。

男2人に、若い事務員の女性が雨を避けていました。

幸にも雨が吹き込んで来ないので、雨雲が通り過ぎるのを

空を行く雲やアスファルトに跳ねる雨粒や雫を眺めながら

待つことになりました。

男性はこうなることをある程度は予見できていても、

面倒臭いのか、楽観的なのか傘を持ち歩くのことは

少ないようです。

ロンドンの街を行く紳士のように雨傘を、いつも携えて

雨の備えをして歩いている世界とは、日本人は大分に

異質のようです。

否、これが男であって、あちらが異質なのだとの声も

聞こえそうですが。



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