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2009年6月27日土曜日

何本傘を持っていますか

カラ松林の渓流  油絵  10号




6月11日は傘の日であることを始めて知りました。

傍らに在る宣伝用の団扇には、8月8日は屋根の日と

書かれていて、これも何故この日が屋根の日なのか

サッパリ判りません。

傘の日と同様に、何か謂れがあるのか、又は記念日になる

歴史的な出来事が在ったのかもわかりません。

屋根瓦は飛鳥寺(法興寺)の建立に備えて百済から

瓦博士がやって来て瓦を造る技術を伝えた588年の

史実に関連しているのかも知れません。

一方の傘は同じ頃の6世紀後半に築かれた九州に

存在する装飾古墳に描かれた翳(さしば)と呼ばれる

顔を覆う団扇状の物や高松塚に描かれている蓋(きぬがさ)

などが傘の先祖に当るでしょう。

でも6月11日とはが無さそうですが。

傘が日本で普及したのが、江戸時代に入ってからで

裏長屋で浪人が生活のために、傘の張替えの内職を

している情景などは映画でもおなじみです。

この頃は、傘は古い傘を買い集めて骨などを修理して

張替えるリサイクルが商売として組織化されていたのです。

傘の張替えなどはとっくに姿を消して、現在は日本は

年間1億3000万本もの傘を消費する傘大国なのです。

雨のロンドンでは山高帽子の紳士には蝙蝠傘が付き物

でしたが、パリでも街中を歩くには傘が必需品でした。

各家にはトイレが無かったので、2階や3階から糞尿を

道路へ投げ捨てていたので、傘の備えなしではとても

歩けるものではなかったそうです。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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