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2008年7月18日金曜日

森の涼風


絵画  残雪の富士山  油絵 10号





森の中は、別世界の涼しさでした。

この日も、最高気温が34度の予測が出ていましたが

水などの備えをして、思い切って山へ出かけました。

朝の9時過ぎで、早や街の中の暑さには閉口します。

せせらぎに沿って山へ入ると、空気が一変したことが

直ぐに感じられて、やって来たことに間違いが無かった

と、自分に言い聞かせて、いつもよりゆっくりと登りました。

日曜日だというのに、常と違って全くハイキングを楽しむ

グループには出会いませんでした。

ここへ来るまでの道中を考えれば、この暑さでは誰しも

出かけようとは思わないでしょう。

辛い登り道にも、2~3ヶ所谷から吹き降ろしてくる風が

心地よい場所があり、立ち止まって山の香りと涼風を

楽しめます。

高台から見下ろす街は、熱気ででしょうか、浴場の湯

煙に包まれたようにぼやけて見え、いつもは綺麗に

見渡せる遠くの山並みは、薄雲のようで、稜線も空に

溶け込んだようになり、はっきりと見えませんでした。

森の中の道は、肌に心地よい涼しさがあって、満足感

に浸れる時です。

谷風のある場所で、ハンモックに寝そべっている自分の

姿を想像しながら夢の世界を満喫できました。

朝から誰も通らなかったのでしょう。

ヤマドリの尾羽が一本、道に落ちていました。

うれしい森からのお土産でした。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?

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