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2009年1月3日土曜日

鏡餅

瀑布  油絵 10号





お正月には欠かせないお飾りが鏡餅です。

鏡餅を飾る風習は、室町時代に武家屋敷で飾ったのが

始まりだと言われていますが、垂仁天皇の時代に大国

主命が大田田根子に元日に紅白の鏡餅を、荒魂の神に

供えれば良いことがあると教えたとの伝えもあるほどに

古いしきたりでもあったようです。

弥生時代から神が宿るとされた銅鏡が鏡の源で、物事の

手本となる鑑(かんが)みるに由来すると言われています。

丸い形のお餅を鏡になぞらえて、重ねて供えるように

なったといわれます。

武家屋敷で鎧の前に供えたのが、一般化し、また、神社

や庶民の家の神棚に供えるようになりました。

神聖なお供え物、神饌の性格を持っていますから、不浄な

場所へ供えることは避けるべきですが、玄関に飾ることも

駄目だとする話がありました。

玄関は、靴など履き物を脱ぐ場所だからだそうです。

元日のお祝いに備えて、熱田神宮では直径が1.5mも

ある、重さ400Kgの鏡餅が奉納されました。

日本一の大きさでしょう。

また、徳島県の大山寺では、百数十キロも重さのある

鏡餅を抱えて歩く距離を競う力自慢大会がありますが

このように、大きな餅を持ち運ぶ社寺の奉納競技は

各地に伝統行事として伝わっています。

鏡餅の数では、奈良の天理教教会本部に供えられる

数でしょう。

全国各地の信者から供えられる鏡餅の数は数知れずで

総重量は50トンに及ぶといわれています。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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