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2009年1月22日木曜日

川底の鯉たち

水牛の音楽隊  油絵  10号




頬を撫でる北風は肌を刺す冷たさを持っていますが、

背中に当る陽射しには暖かさが感じられる昼下がりに

川辺の堤に散歩で通りがかりました。

火の当る流れの緩やかな所を選んでカモたちが集まって

輪を描いて泳いでいます。

今では留鳥になってしまっているカルガモのグループに

マガモが数羽混ざり込んで、大きな群れになっています。

そんな中ではしゃいで動き回っているのは決まってマガモ

のオスです。

春に備えてデートに誘うのに苦労をしているようです。

水の淀みに背に赤い斑点を持った紅白のコイがぼんやりと

浮かんで見えました。

このコイが居なければ、コイが群れて居ることに気付かず

に通り過ぎていたことでしょう。

周囲を良く見るとコイの群れが固まって居ます。

恐らく10匹以上の群れのようですが、黒い塊になって

いて数を数えられませんでした。

立ち止まって見ていると、時折、日の当る場所にゆったりと

泳ぎ出てくるコイも見られ、動かずにじっと冷たさに耐えて

居るだけではないようでした。

最近では、見かけたグループのように、黒いコイの中に

緋鯉が混じっていることが少なくありません。

飼っていた緋鯉を川や池に放した結果ですが、その内に

交配が進んで、川や池が色とりどりのコイで占められる

ことになるのかも知れません。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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