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2009年1月5日月曜日

安くなるガソリン・厳しい先行き

滝  油絵  10号




悪夢だったガソリン価格の暴騰。

1リットルが180円を超え、200円すら現実になりそうな

雲行きに、急速な自動車離れも起きました。

価格の高騰による粗利益巾の減少で、全国で43,000

箇所といわれるスタンドの過半が赤字経営を強いられ、

資金力の備えが薄いスタンドや、売上の減少が著しい

スタンドの閉鎖が相次ぎました。

特に深刻なのは過疎地で、全国で150を超える町村で

ガソリンスタンドが経営難で消滅すると言われています。

秋からのガソリン価格の下落は、需要を回復させるため

には、一時的には神風となってはいます。

原油価格も先物価格が147ドル台を付けていたのが

12月には一時32ドル台にまで落ちる急落を見ました。

年末では40ドル台の価格で推移していて、スタンドの

ガソリン価格も、1リットルが100円前後となっています。

年末年始の自動車の利用者も増えて、スタンド経営に

ホッとした空気が漂っていますが、依然としてスタンドの

数は都市部や幹線沿いでは過剰で、値下げ競争も激化

し始めています。

今後、加えて頭痛の種は、急速な燃料電池車や電気

自動車の普及です。

電気自動車を開発中の各社は、早いところは09年から

本格的な販売を開始すると発表しています。

ガソリンスタンド経営は、この電気車の普及に備え

対策も考えなければならない正念場に立たされます。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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