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2008年10月16日木曜日

ハチクマを応援しよう

樹氷  油絵  10号



山や森の中でスズメバチを見かけたら、近くに巣が

あると考えて、刺激しないように行動することが大切です。

スズメバチは、色の識別はできず、黒と白の明暗で

ものを識別しているようです。

特に、黒色は天敵のクマを意識するのか、黒い色が

危険色です。

ハイキングなどの時は、黒い色のザックや帽子、シャツ

などは絶対避けるべきで、スズメバチとの遭遇に備えて、

出来る限り明るい白い色に近い色を選ぶことが必要です。

スズメバチに頭の周りを旋回された経験の或る人も

少なくないでしょう。

ふさふさとした黒髪をなびかせて、颯爽と歩くのはクマと

間違われやすい危険行為となりますね。

このスズメバチを好物としている生物が居るのには

驚きです。

鷹の仲間のハチクマです。

東南アジアから、丁度、ハチの活動期に日本に渡って

来て営巣するタカの仲間です。

大きな頑丈な足で蜂の巣を壊して、ハチの子を餌に

します。

地面に造られえた巣も掘り返して巣へ運び、雛の餌に

するのです。

襲われたハチは、くもの子ならぬ、ハチの子を散らした

ように逃げるそうです。

スズメバチがあの大きな針でハチクマを攻撃しても、

ハチクマの羽毛は硬くて、針が通らず、なす術がないと

いいますから、すごい鳥ですね。

どの山にも、里にもやって来て、営巣してくれれば、

スズメバチの被害も減ることでしょうがね。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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