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2008年10月22日水曜日

カラスの終礼集会

白樺   油絵  10号




雑用に時間を取られて、いつもの時間帯よりは、可なり

遅くなってから散歩にでました。

街や周辺の田畑から、三々五々カラスたちがねぐらへと

急ぐ時間帯です。

既に、いつものカラスたちの集会所の公園の斜面には

先に帰ってきたカラスたちで賑わっています。

周辺のお寺の屋根のあちこちにも、それぞれのグルー

プを作ったカラスたちが、会話を楽しんでいます。

周囲は、今日のご馳走の話や冒険の話、或いは明日の

行き先などに備えて情報交換をしているのでしょう。

てんでに大声で話し合う会話や掛け声で大変な騒々し

さで包まれています。

お寺への石段を上がるり振り返ると、秋の太陽が茜色

の幕を引いて、遠くの山の尾根に掛かるところでした。

今日の入日は見逃せないとばかり、数人の人がカメラ

を構えて、それぞれにシャッターチャンスを狙っています。

雨の日や雲の多い日が続いた後なので、入日フアンに

とっては久しぶりの日の入りになったようです。

願っても無いチャンスにめぐり合わせたひと時を、人々

と共に楽しみ、お寺を後にしました。

日が落ちると、一気に夕闇が迫ってきますが少し回り

道をして、サクラやマツの多い林を抜けて帰ることに

しました。

林の2,3ヶ所に数羽づつに分かれたカラスガ、じっと

私の方を見つめているのに気付き、びくっとしました。

このカラスたちは、今夜はこの林をねぐらに決めて

いたのでしょう。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?






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